12月に入りました。
まだまだ来年のことを話すのは早い時期でもありますが、診療時間や診療所の方針などにも影響するため2023年のみんなの診療所について、少しずつお話をさせていただきたいと思います。
みんなの診療所が始まって2年半が経過しました。
この2年半は診療所が地域の皆様に受け入れていただけるのか、地域に根を張ることができるのか、そこを第一に活動する時期でした。もちろんコロナのこともありますが、原はこの2年半1回も島から出ず、本来出席すべき会議なども含めてそのほぼ全てを欠席し、診療を継続することに専念してきました。
その甲斐もあり、遠くは加計呂麻や喜界島からも受診していただく方がおられるまでになり、その重責を痛感するばかりです。
しかし、原の診療能力の維持、新しい知識の獲得、資格の更新なども同時に今後行なっていかなければなりません。
まず差し当たって2023年は、2つのノルマをクリアしなければなりません。それは
1)産業医資格の更新
産業医とは、職場の安全や健康を担当する医師のことで、健康に関する助言や職場の作業環境や作業手順に危険がないか、あればそれを改善していくということを行う医師です。実際に私も産業医として担当させて頂いている企業があります。
これは5年間かけて徐々に講習を受けて更新するものですが、開所の準備やコロナのことがあり、この12月から来年9月にかけて、集中して講習会を受講しなければなりません。
県病院の救命センターにいた時も、仕事に関わる事故や怪我をたくさん見てきました。そして、それを未然に防ぐことができるなら、それに勝るものはないと思い、産業医になるための講習会を受けて、医師会認定の産業医となりました。地域に一番近いところで地域の方々の安全や健康を支える立場として、ぜひ維持が必要な資格だと思っています。
皆様には診療時間の短縮や、臨時休診という形でご不便をおかけしますが、ご理解をいただけたらと思います。差し当たって
2022年12月19日(月)は 診療時間が 6:30~18:00となります。
また
2022年1月20日(金)~23日(月)は その、土日に丸2日をかけて東京で講習会があるため休診とさせて頂きます。
そして
2)プライマリケア認定医 再取得
以前、県病院で勤務していた時は保持していた資格ですが、この資格は主に後輩の育成のためにとった資格でした。私の他にも若手育成を担当するものが複数いたため不要と思い、更新しなかった資格です。これについては別の機会に改めてご報告しますが、今後、みんなの診療所は研修医、その後の専門医へ向けたトレーニングをする医師、そして看護師の成長、研修の場となるべく若手医師/看護師を積極的に受け入れる方針としています。
そのため、再度プライマリケア認定医という資格取得が必要になりました。2023年夏頃、試験を受験するため数日間休診をいただく予定です。改めてその時期が近づいてきましたら改めてご案内させていただきます。
みんなの診療所は足元を固める2年半を経て、3年目後半の2023年からは次のステップへと向けての動きを開始する年となりそうです。何回かに分けて、そのほかの変化についてもお伝えしていきます。
