診療所をご利用の皆様、まだまだ少しずつ新型コロナウイルス感染症の感染者数は増加傾向です。ですが、夏の第7波のときと比べると感染者数の増加の速度が遅い感じがしています。あまり劇的な感染者の増加がなくピークを過ぎることを祈るばかりです。
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/
また、インフルエンザについては名瀬保健所管内でも感染者を認めていますが、鹿児島県内全体で定点当たり1週間で3例。名瀬保健所管内が2例となっています。
私が、外来で診察している感覚で言うと3日〜4日で約100名の感染対応をして、通常の風邪や腸炎と思われる症状が90名、コロナを疑う症状の人が10名、インフルエンザを疑う病歴の人はほとんどいないと言う状況です。もちろん、奄美でもインフルエンザ感染は認められていますので今後の経過に注意は必要ですが、検査の特性を考えると検査陽性に出る人の3人に1人くらいは、実際にインフルエンザウイルス感染がないのに間違って陽性と判定されてしまう偽陽性であると言うような時期であると思っていますので、明らかなインフルエンザだと診断を受けた人との接触がない場合はまだインフルエンザ迅速検査の必要性は高くない時期だと思います。
全国的にも定点当たりの報告数は0.13 と流行の始まりと言えるほどの感染状況ではありません。
https://www.mhlw.go.jp/content/001021597.pdf
これからもみんなの診療所では新型コロナウイルス感染症や季節性インフルエンザに関する情報を発信していきたいと思います。
