2024年12月28日から2025年1月5日までの9連休。2日間の休診をいただきつつ7日間は診療をさせていただきました。
7日間で延べ697人、そのうち発熱対応は306人でした。
1診療日あたりで考えると、1日外来受診者数は約100人、発熱対応は1日約44人という計算になります。
昨年度の年末年始を同じように延べ人数で比較しても1日20人近く受診者が多い状況が続きました。
年末年始はいつもより少ないスタッフで運営している上に、受診者も多い日が続きました。
その分、お待たせする時間も長くなり、途中で発熱対応を終了としなければならない場面も多く皆様にはご不便をおかけしました。
また、年末年始用に準備した薬剤のうち一部は早々と在庫がなくなってしまうという事態にもなりました。
ですが、これが原とスタッフで診療できる120%のパフォーマンスだと感じています。
本当はもっとゆっくり一人一人のお話も聞きたいし、ゆっくりと診察もしたいと思いつつ、最低限の診察に留めざるを得ない状況でした。
お薬も年末年始は院内在庫のみでやりくりしているので、最小限の処方で対応することとなります。
常日頃から診療能力いっぱいに近い状態で診察している、みんなの診療所ですが、年末年始はさらに時間的、医療資源的な制約が加わり、毎日が災害のような日々でした。
やり切ったという充実感はありますが、一人一人へ提供できる医療の質を考えると不完全燃焼だと言わざるを得ません。
おそらく、来年以降も同じような状況が続くことが予想されます。
年末年始の医療提供体制の実情としてこの状況を地域の皆様にもご理解頂かなければならないとも感じています。
これからもみんなの診療所では診療能力の許す限りの医療を提供していきたいと考えています。
そして、このような不完全燃焼な状況でも多くの方に診療所をご利用いただいていることに感謝の気持ちでいっぱいです。
また、この年末年末診療を共に乗りこえてくれたスタッフ、家族に改めて感謝したいと思います。
最後に、関係医療機関の皆様、より重症の方の対応や入院でのご対応、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
まだまだしばらくは感染症シーズンの厳しい外来が続きそうですが、できることを淡々と進めていきたいと思います。
今後とも、診療所の応援、サポートよろしくお願いいたします。
