2019年9月24日、みんなの診療所の工事開始に先立って、地鎮祭が取り行われました。思い返せば、2017年2月みんなの診療所プロジェクトは初めて私以外の人の目に触れることになりました。そのさらに1年前には診療所開設に向けて土地探しを始めていました。平地が少なく、土地探しに難渋していながら、候補地を徐々に絞り始めていた頃、建築チームにまずは自分のコンセプトを説明し、難渋していた土地探しの協力をお願いするところから始まりました。紆余曲折ありとても運命的に今の土地に出会いました。このあたりについてはまたいつか機会があればご説明いたします。

2016年の構想開始、2017年の建築チームへの初プレゼン。2018年2月の奄美未来会議での一般の方向けの初プレゼン、同年9月には大学教授や現職場の院長に 2020年6月末での退職の意向を伝えました。その間は目に見える変化はありません。松山建築設計室で自宅の時も担当してくれた及川さんと図面の構想を練りながら時は過ぎて行きました。そして、迎えた2019年の9月24日です。書き始めたらキリがないくらい書きたいことがたくさんありますが、ここでは建築の過程を中心にご紹介します。

まずは建築の位置などを示す、このラインが目に見えるだけでも、私はとても身が引き締まる思いがしました。そして、浄化槽の設置、水道関係の配管と進みます。まだまだ建物の雰囲気を感じ取ることはできません。次回は、基礎の一部ができてくる過程をご紹介します。
