独立の経緯をご紹介してきていますが、この先の具体的な話をご紹介する前に、建築現場の様子の途中経過をご報告いたします。
内装工事が始まると、現場に足を運ぶたびに変化が現れていました。

屋根の垂木の間にボードが埋め込まれ、表面の質感がいい感じです。診察室の窓も入り、もちろんカーテンを閉めることもできますが、開けていれば裏の畑や山の緑を見ながら診察の時間を過ごして頂けます。部屋のドア枠もできてきました。

カーテンを明ければ奄美の山の緑を感じながら診察を受けて頂けます。

建物のそとに目をやると、国道と反対側、主に職員しか通らないような場所ですが、綺麗に塗り壁が仕上がってきました。落ち着いた雰囲気の外壁です。

そして、いよいよ屋根のガリバリウムが貼られ出しました。これが一面に広がるときっとシンプルな中に存在感のある美しい屋根に仕上がることでしょう。

工事もあと一月ちょっとで終了し引き渡しです。
今は世界中が今までの自分の生き方、考え方をもう一度考え直さなければならないような、大きな転換点にいるような気がしますが、そんな中でも少しでも心穏やかにいられるような何かを『みんなの診療所』が提供できるよう、これから、この素晴らしい建築に、人という魂を入れていく作業が始まろうとしています。
医療は
建築という『体』
システムという『技』
人という『心』
全てが一つになってこそ最高のパフォーマンスを発揮すると信じています。
ですから、どれにおいても妥協することなく、大切に作り上げて行きたいと思っています。