5月に入ると、内装の工事がどんどん進んでいきます。
処置室の造作家具の制作に入ります。
処置室(写真左端)には3つのベッドがありますが、その向かい側に120cmの高さのカウンターがあります。
その後ろには150cmの高さの家具。
この2つの高さの異なる家具に挟まれた部分(写真中央)が医師や看護師が主に患者さんの観察や処置の準備などを行うエリアです。

そのさらに奥(写真右端)が事務職員のエリアです。
看護師が処置室を離れて他の場所へ足を運んだ際も、患者さんの変化に事務職員が気付くことができるよう、立ち上がれば奥の処置室の気配を実際に目と耳で感じることができるように、処置室と事務室エリアは家具で曖昧に仕切られていて一つの空間となっています。
そして、待合室の壁が塗られはじめました。屋根の垂木ややがて完成する屋外の植栽の色彩がより一層引き立つよう、壁面は落ち着いたグレーです。モノトーンの中にコテの表情が出ていて趣があります。

鉄骨と塗り壁の境目の数ミリにまできめ細かい仕事をして頂いています。そして照明の取り付けも始まりました。
そして、入り口付近はスロープの工事です。
ストレッチャーや車椅子の方はこちらからお入り頂きます。

今月末には建物は造作家具の一部を残し完成し引き渡しです。
6月には外構工事が続きます。
そこから医療機器の搬入、電子カルテの設置、植栽や駐車場工事、購入した家具や備品の設置へと続きます。すべての設置が済むのが6月20日前後の予定です。
7月の開所に向け着々と準備が進められつつあります。