4月29日から5月8日までのゴールデンウィーク診療を終えました。コロナウイルス感染が流行した状態で経験する初めての大型連休でしたので、覚悟はしていたものの、相当な発熱外来受診者の多さでした。もちろん、そのニーズにお答えするためにこそ、みんなの診療所は連休中も診療をしている訳ですが、ぜひこの状況を皆様にも知っていただきたいと思い、前回のブログ同様、連休中の様子をあらためてご報告させて頂きます。
この10日間で合計618人の方の診察をさせていただきました。そのうち352例(57%)が発熱対応で、92例(15%)が新型コロナ陽性症例でした。ガウンの着脱、入口での受付対応、届出の提出など通常の時にはない動作を幾度となく繰り返し、時には休憩ができない職員がいたりもしながら、本当に診療所スタッフ全員で一丸となって乗り越えた連休診療となりました。日々奮闘してくれたスタッフのみんな本当にありがとうございます。


そして、この連休中は2時間もお待ちいただく方もいました。どうしても一般診療の方の診療時間が取れずに発熱外来の受付を早期で終了にせざるを得ない日もあり受付をお断りしなければならない場面もありました。私たちの集中力の限界もあり、安全に配慮しながらの診察が必要なため17時を過ぎてご来院いただいた方の診察は翌日以降に再来をお願いしお帰り頂いた方もいました。ご来院いただいた皆様に十分な医療が届けられない、快適な医療が提供できないという歯痒さも感じた連休診療でした。そんな、中でも不満を漏らさず、受け入れてくださる受診に来られた方たちの優しさにも守られながら乗り越えられた連休診療でもありました。ご来院いただいた皆様の辛抱強さ、優しさにもお礼を申し上げます。
そして、久しぶりの制限のないゴールデンウィークなのにどこにも連れて行ってやれなかったのに、いつも温かく私の帰りを迎えてくれる妻や子供たちにもこの場を借りてあらためて感謝を伝えます。本当にありがとう。
みんなの診療所は、診療所の都合により10日まで9時から17時までの診療が続きますが、どうかご容赦ください。この怒涛のゴールデンウィーク診療で得た新たな発見も糧に今後もさらに成長していけるよう努めて参ります。地域の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援、応援をよろしくお願いいたします。