ロゴマーク制作の経緯については過去2回に分けてご紹介してきました。今回はロゴタイプについてです。ロゴタイプもA案からC案の3案をご提示頂きました。それぞれの印象は以下のような感じでした。
A案 : 視認性は良い、柔らかい感じ、少し幼い、女性らしい感じ
B案 : 視認性はAに劣るが良い、どこか親が持てる書体、特定の年齢や性別を想像させない
C案 : 視認性はこの3案の中では最も低い、デザイン性は際立っている、医療機関のロゴタイプにしてはスタイリッシュすぎる
このような印象でしたので
視認性の良いA案と普遍性がありつつ個性的なB案の中での検討となりました。みんなの診療所では健康診断などでは異常を指摘されているものの普段忙しくてなかなか医療機関に足が向かないような方達に特にお越し頂きたいという思いがありました。特に現役世代の男性は医療機関受診への動機付けが難しい印象を受けていましたので、あまり幼い感じや女性的な印象を与えるロゴタイプですと、成人男性の足が遠のくのではないかとの不安があり、大須筋としてはB案を基軸に考えていく方針としました。

その中で私が依頼したのは
B案の書体を基本にもう少し太めにする事で視認性をA案に近づけることは出来ないか?という依頼でした。
制作者側はすぐに私の希望を聞き入れて頂き、修正してくれました。
このような経緯を経て、個性的な書体でありながら親しみが持て、視認性も保たれた『みんなの診療所』のロゴタイプは完成しました。
『暖かさ』 と 『普遍性』 を持った配色
『多様性』 と 『繋がり』 を意識したロゴマーク
『分かりやすさ』と 『親しみやすさ』を意識したロゴタイプ
みんなの診療所が目指すものはそこにきちんと表現できたような気がします。
今後長くみなさまの目にとまるロゴになると思いますので、どうか可愛がっていただけたら嬉しいです。