みんなの診療所が開所して二週間が過ぎました。
診察にお越しいただいた皆様のご期待に添える医療が提供できているかと毎日診療が終わるたびに振り返る日々が続いています。
この二週間で
高血圧や糖尿病などのいつものお薬の処方などはもちろんのこと
思いのほか小児、学生さんの受診が多いことに身の引き締まる思いがしています。
また看護師が率先して予防接種の受け入れのために創意工夫を凝らしてくれています。

子供から大人の方まで幅広くいらっしゃりこの空間の存在にもニーズがあったと確認することができました。
そのほかに
固定を要する足や手の捻挫や打撲
肋骨骨折
肩の痛み、腰痛
縫合を要する外傷
皮下腫瘍の摘出
虫や動物咬傷
腎盂腎炎
胆石発作
湿疹や皮膚炎
帯状疱疹
喘息発作
アナフィラキシー
そのほかにも様々な症状をお持ちの方に受診いただいております。
体の事で困ったことがあればまずは『みんなの診療所』と思っていただけるような、皆様にとって使い勝手が良い診療所を目指していますので、多様な症状を持ってお越しいただいていることにやりがいを感じております。
また夕方16時以降に多くの方にご利用いただいており、診療時間の設定も、覚悟を持って設定した甲斐がありました。皆様の生活リズムにあった受診が可能となるお手伝いができていることうれしく思います。

みんなの診療所は決して潤沢な人的、物的資源で運営されているわけではありません。通常は医師1名、看護師1名、事務1名、医師クラーク1名の4名体制です。検査機器は心電図、レントゲン、超音波と細菌検査用の顕微鏡のみです。血液検査は検査センターに依頼をしており、緊急の場合は数時間で結果が出ます。CTやMRI、内視鏡などはありません。
それでも、スタッフ全員が自分の持ち場を制限せず必要があればどこにでもフットワーク軽く足を運び少しでも円滑な診療となるように工夫して動いてくれることにより、診療所の持っている能力を最大限引き出してくれていると感じます。

ですが、まだまだ駆け出しです。これから日々成長していきたいと考えております。
ご利用の皆様につきましてはお気づきの点がございましたら遠慮なくご助言を頂けましたら幸いです。
せっかくの小さな診療所ですから、お越しいただいた方とは病気を診るという関係性ではなく、人と人として接する。そんな関係を大切にしながら診療を行なっていきたいと思っています。私を含めスタッフ一同、まだまだ診療を開始して二週間、配慮が十分に行き届かない場面もあるかと思いますが、これからももっと皆様に頼りにしていただけるよう、困ったことがあれば気軽に足を運んでいただけるよう、精一杯、そして工夫を凝らしながら日々の診療に励んでいきたいと思います。
地域の皆様、ぜひ診療所の成長を暖かく見守っていただければと思います。宜しくお願いいたします。