新年度が始まり約2週間が経過しました。
診療所に小徳が来てくれて診療所の様子はだいぶ変化してきたと感じます。
いくつか感じたことを文字にしていきたいと思います。
1)診察を担当する医師が変わればマネージメントも変わる
同じ症状の方を診察し、結果として同じ診断になる場合も、診断までの過程や治療方針は異なる場合もあります。どちらがより良い、悪いということではなく、それが担当する医師の裁量なのだと改めて感じています。
私たちはお一人お一人に自分が責任を持って診断、治療を提供するために色々なお話を伺い、診察をし、時には検査をして、治療方針を決めます。当院で対応困難だと思えば大きな病院へご紹介とすることもありますし、一回の診察で治療が終了しないと思えば次回診察の時期をご提案します。
原と小徳ではその過程や治療方針の決定に多少の違いが生まれることがあります。もちろん、同一の医療機関で診察する場合、担当医師の違いで大きな方針の違いがあることはあまり良くないことかもしれませんが、多少の違いは、それぞれが真剣に個々の受診者と向き合っている証として、受診者の方にもご理解いただけますと幸いです。
極端のことを言えば、疾患ごとにマニュアル化して手順を統一してしまえば、そのような差は生まれませんが、それでは私たちは深く考えることをしなくなってしまう可能性があります。近い将来、AIに聞けば大体の診断と治療方針を教えてくれる世の中が来るかもしれませんが、そうではない人間らしさとしてその違いを感じてくだされば幸いです。
2)婦人科診察や小徳の診察を求めて来院される方もいます。
診療所のブログやSNSで小徳先生の着任を知った方もおられ、小徳の診察を希望して来れる方もいらっしゃいました。大きな病院での勤務の際は、急な受診の際にそのような選択は難しいこともありますが、今のところまだそのような希望は多くはないため、可能な範囲で受診される方の希望を伺い対応することができています。
地域に近いところでの診療を経験するためにみんなの診療所を選んでくれた小徳にとっても、そのように小徳を頼って診療所へ足を運んでくださる方いることはとても励みになるようでした。これから時を重ねるにつれて、もっと小徳のファンが増えることと思います。きっと1年も経てば地域の方にもっともっと慕われる存在になるのだろうと思います。これからの小徳の活躍が楽しみです。

3)原も少し余裕を持って診察に臨めるようになりました。
今までは、本当はこの検査しておきたいけど、患者さんの人数的に診察時間の制限上はこのタイミングで検査を行うのは難しいので次回の受診の時にしよう。もう少し、この点は詳しく時間をかけてお話ししたいけど、少し簡略化してお話しせざるを得ないという場面は多かったのが事実です。これは一人医師診療の限界でもあるのですが、少し今までよりは余力を持って診療ができるようになってきました。
と、まだ着任2週間ほどですが、診療所は確実に変化し始めています。小徳が診療所で成長してくれることももちろんですが、診療所も原も小徳がきてくれることで共に成長できたらと思っています。今後も、変わっていく診療所の様子をこうしてブログでも発信していきたいと思います。






