みんなの診療所をご利用の皆様にご案内です
あと2週間で新型コロナウイルス感染症が現在の扱いから5類感染症に変更となります。
それに伴ってみんなの診療所の発熱対応、感染対応の方針も変更いたします。
詳細についてもご案内いたしますが、まずは大きな考えかたとして以下のような観点から方針を決定しました。
1)新型コロナウイルスは今後も存在し続けます
厳しい法的な対応が終了することもそうですが、ここ2022年からの流行状況を考えると、
新型コロナウイルスは誰もが今後も時々感染するもの
となることを基本的な考え方としています。必要な感染対策は今後も継続しますが、完全に防ぐことはできません。
2)具合が悪い時は検査をするしないに関わらず十分な期間休養する
私たちが日常生活で多くのものを求めるばかりに、それを提供しようとする物やサービスの提供者は多少具合が悪くても休むことが難しい状況にあります。新型コロナウイルスは私たちに、必要な時にはもっと休めるような世の中になるように、皆が日常の生活であまり多くを求めないように生きていく必要があることを教えてくれたのではないかと感じています。
3)新型コロナウイルス抗原検査は自主検査を基本とする
新型コロナウイルスについては市販の検査キットも十分普及してきました。検査が必要と感じる人は市販の検査キットで検査をお願いします。
以下に具体的な
5月8日以降の診療所における発熱外来、発熱対応の方針を記します
*発熱症状の方、風邪症状の方など全ての方の診察は全て今まで通り受け入れます
・必要に応じて処方なども今まで通り全て行います。
*受診前日、当日に37.5℃以上の発熱を認めた方は車内診察とします。
*発熱のない咳、痰、鼻汁、鼻閉、頭痛、咽頭痛、耳痛、腹痛、嘔吐、下痢などの症状の方は診療所内で対応致します。
・このような方でも車内診察をご希望される方は車内で診察いたします。スタッフにお申し出ください
・このような症状で受診される方は診療内でのマスクの着用にご協力下さい
*新型コロナウイルス抗原検査は
・原則として市販検査キットによる自主検査をお願いします
・診療所では 65歳以上、妊娠中の方、未就学児のみ検査を行います
~このような方針とした理由を以下に記載いたします~
・医療は限りある資源です。自分でできることは自分で行い、本当に医療が必要な方に医療が届くように皆様のご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
・高齢者や重症化リスクのある基礎疾患をお持ちの方以外の治療は症状を和らげる治療であり、今後自宅療養等の法的な根拠もなくなります。
診断しても治療方針に変化がない場合が多いため新型コロナウイルス抗原検査は必須ではないと考えています。
・検査はその特性上見逃しもあります(実際は新型コロナウイルス感染症でも検査陰性となる場合があります)
体調の悪い方は検査の陰性陽性に関わらず自宅で安静にお過ごしください
・ご家族に風邪症状の方がいても同居の無症状の方は基本的な感染対策を行なった上で、症状出現に注意しながら普段通り生活して構いません。
無症状の方の出勤や登校の判断のために、ご家庭内の症状のある方への検査を職場や学校として勧めることはお控えください。
どうしても職場や学校として必要な場合は各々の施設で自主検査をお願いいたします。
(特に検査を嫌がるお子さんへの検査を職場や学校として勧めることはお控えください)
・小学生以上の学生の検査を自主検査とした理由は、上記のような見逃しや、過剰な検査を避けるためです。体調不良者は検査の有無や結果に関わらず十分な休養をおすすめします。小児の治療は症状を和らげる治療です。5月8日以降は濃厚接触者の自宅待機も不要です。保健所への届出も不要です。そのため、検査は必須ではないと考えています。